不倫する人は決まって、配偶者がしても別に構わないと不倫に寛容な物言いをする。
後々になって考えると、うちの夫もその一人だった。
夫は同僚と親密になってからの社内不倫パターン。
同じ部署ではなかったので電話やメールのやり取りから社内で飲みに行く機会があり、そこから発展。
最初は会社帰りに同僚と飲みに行くという口実が月1回から月2回になったぐらいで、さほど気にも留めなかった。

疑惑
収納箱を買ったので、部屋の片付けの日に物を一斉に整頓したら、
CDやDVDに紛れてラベルに女性の字で書かれたCDが何枚か出てきた。
それは誰かが選曲した音楽がジャンル別に入っている手作りのCDだった。
「これなに?」不意の質問に夫は一瞬顔が強張る。
そして、ただの同僚だと言う。たまたま好きな音楽が一緒で、頼んでもいないけど作ってくれたそうだ。
女性というより男っぽい性格で自分(夫)と似ているんだよと説明する。
怪しいとは思ったけれど、その頃夫がやけに優しく外食や旅行などに
連れて行ってくれたりして、二人の時間もマメにあったので私の中では夫婦間は良好だと勘違いしていた。

発覚
よくストレス解消で夜遅くまでコンピュータに向かってゲームをしている夫。
たまに、夫はコンピュータの電源をつけっぱなしにしているので、
消そうとスクリーンセイバーにカーソルを置くと夫のメールアカウントがログインされたままだった。
そして彼女とのメールのやり取りを発見。デートした時のことが書いてあった。

告白
いつ話そうかと考えていたら、夫から唐突に社内で上司と同僚が不倫していて、
周りはみんな知っているのに必死で隠していて馬鹿だよなと話し出した。
ので私もそれに追従して、夫と彼女とのメールの内容を持ち出して、
こんなこと言っている人もアホだよねと言ってみた。夫の目が泳ぎ出したと同時に
「ねぇ、(彼女の名前)って誰?CDの子?」と聞いて更に追い討ちをかけ質問攻めに。
夫は不意打ちを食らい即謝罪。

会合
その週末会社のパーティーに夫婦で出席。夫は私にバレたことを彼女にはまだ伝えていなかった。
私は彼女の名前を知っているのですぐに見つけると、彼女も私達を見ている。
私はそんな彼女を見ながら夫に
「ここであなたや彼女に水をかけて帰ることもできるけど、どうしてほしい?」
と聞くと、
夫は「お願いだからそれだけは止めてくれ。」と懇願。

清算
その後、私にバレたことで彼女が離婚してと要求。
夫は前から私とは離婚する気はないと彼女に言っていたことを主張したものだから、
彼女はブチ切れ。売り言葉に買い言葉、
似た者同士の性格がそこで発揮され喧嘩別れで不倫関係は終焉を迎えたそうだ。

今回、女の勘が大活躍。一度勘のスイッチが入ると色々な事に気づかされてとても役に立った。
でも、こういう勘は自己防衛のツールであって幸せになる為というよりこれ以上不幸にならない為のものだから、
今後女の勘に磨きがかからないよう願うばかりだ。