彼とは大学のサークルで出会いました。
彼が私に一目惚れをし、猛アタックの末付き合うことになりました。
私はそんな彼の一途で真面目なところに惹かれたのです。
周りからも祝福され順風満帆なはずでした。

 
大学を卒業し、お互い別々の会社で働くことになっても仲の良さは変わりませんでした。
私は何年経っても彼にドキドキしましたし、一緒にいるとすごく安心できました。
彼も同じ気持ちだと信じて疑わなかったのですが、
それは大きな間違いだったことに私は気付きませんでした。

 
社会人3年目になり、彼が異動になりました。初めての遠距離恋愛です。
でも片道約2時間あれば会える距離なので、そこまで深刻にもなりませんでした。
それに彼は異動が決まってから、口癖のように「早く一緒になりたいね。」
という結婚を匂わせるような言葉を発していたので、私としては更に安心できました。

 
遠距離になり、毎日のように電話やメールをしました。
お互いに忙しく、1ヶ月に2回会えれば良い方でした。
それでも毎日連絡を取り合っていたので、私としては毎日会っているような感覚でした。
そんな彼の様子が少しずつ変わっていったのは、遠距離が始まって半年が過ぎた頃のことです。
それまで毎日連絡を取り合っていたのが、返信率が徐々に悪くなっていったのです。
朝に「おはよう!」というメールをしても、返ってくるのは翌日の夜だったり、
返事さえなかったりしました。心配になって電話をかけますが、
それにも出ないことがほとんどでした。
出たとしても口数少なく「寝てた」とか「忙しい」と言われるだけでした。

 
1ヶ月に2回会っていたのがら2ヶ月に1回になり、さすがに私も不安になりました。
友人に相談すると、いきなり行って驚かしてみれば?という提案をもらいました。
私は、彼の連絡が少なくなったのは仕事が忙しいからだとばかり思っていたので、
友人の言ったようにサプライズで喜ばせようと思いました。
彼の家の合鍵は渡してもらっていたので、私は有給をとり、彼の家に行きました。
ご馳走を作って待っていようと、途中で買物をして彼の家に行きました。

 
少し緊張しながら鍵を開けて中に入ると、脱ぎっぱなしの服が散乱していました。
やっぱり毎日忙しいんだ・・・と服を拾い集めていると、
私の胸がドキッと高鳴りました。彼の服に紛れて、女物の下着があったのです。
何が何だかわからず、軽いめまいが起こりました。
でもなぜか頭はすごく冷静で、私は静かに寝室へと向かいました。
寝室の扉をゆっくりあけると、そこには裸の男女が寝そべっていました。
その光景を目の当たりにし、全身が震えました。
私は持っていた鍵を思いきり寝ている彼に投げつけました。
寝ぼけ眼の彼は私の姿を見た途端、素っ裸のままベッドへ正座しゴメンと謝りました。
彼女の方も目を丸くしてこちらを見ていました。
多分私は少しだけ笑って、気がつくと写メを撮っていました。
そして何も言わずその場を後にし、それ以来彼とは会っていません。