彼と出会ったのは結婚後すぐでした。
私の職場で出会い、一目惚れをしたのです。
有り難いことに、彼の方も私を気に入ってくださり
連絡先を交換しすぐに毎日連絡し合う中になりました。
私が既婚者であることも、そして彼か既婚者であることも知っている
状態での始まりです。両家とも子どもはおらず、共働きでした。

初めて彼と食事をしたとき、連絡は取り合っていたのですが
実際二人きりで会うと信じられないくらい楽しい時間になり、
あっというまにさよならの時間。食事をし、
ホテルに行き逢瀬を重ねるたびに彼と離れることが辛いものになっていきました。
勿論、気持ちが主人から離れることはありませんでしたが、
段々と彼への気持ちも大きくなっていく状態。
彼の方も私への気持ちが大きくなっていってくれている様で、
一晩一緒に暮らせないことがお互いのストレスになることもありました。
そんな中、彼の名古屋への出張が決まりました。期間は1ヶ月。

私はその話を聞き、すぐに決断したのです。彼の元へ行こう
幸いなことに、愛知県には私の従兄弟が住んでいます。
彼の元に赤ちゃんが産まれたことを理由に主人へ、愛知県への旅行を相談したところ、.
すぐにオッケーがでました。
念のため、従兄弟にも話をし赤ちゃんがいるため
一目見せて頂ければ宿泊はホテルをとり送迎等のお願いもしないと伝えたところ、
気を使わせて申し訳ないと逆に謝罪されてしまい少し罪悪感がありました。

早速、彼に伝え彼もとても喜んでくれました。決行日は彼のお休みの日。
九州から飛行機で向かい、セントレアから電車を乗り継ぎ従兄弟家へ。
お祝いとお土産を渡し、赤ちゃんを抱かせてもらい、
家を出ました。従兄弟には、
「一人だからどこで遊べばいいか検討もつかない」ととぼけてみせました。
彼は名古屋駅まで迎えにきてくれました。

初めて行く駅は地元とは違いロータリーもとても広かったのですが、
彼をすぐに見つけることができました。地元ではできないことをしたく、
堂々と彼と腕を組み歩いたことがとても嬉しかったです。
彼は、「岐阜の温泉宿をとってるよ」となんとサプライズを用意してくれており、
レンタカーの中は幸せいっぱい。

高速を乗り継ぎ高台にある宿についたときには不倫であることを忘れ、
普通の恋人の様な気分に浸っていました。
彼のおさえてくれた部屋には露天風呂がついており、
チェックイン後すぐに一緒に露天風呂に入り会えなかった間を埋める様に体を求め合いました。

部屋から出ることはせず、とにかく重なりあい部屋で夕食を食べお酒を嗜みまた重なりあう。
時間も何も考えず、とにかく彼を感じていました。彼の携帯は鳴りました。
しかし地元でないため、絶対バレていないと自信があったため心も余裕なのです。

朝になり、また温泉に入り朝食を食べチェックアウトぎりぎりまでお互いを堪能し、
また名古屋駅まで送って頂きました。さよならはやはりまた寂しいものでしたが、
昨夜の余韻に浸ることができたのでいつもよりはマシでした。
飛行機の中でもなんとなく彼の香りが残っているのを感じながら、家路についたのでした。